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 Japan Chald Meningtis Organization 

ワクチンについて

ヒブワクチン
アジア・アフリカを含む100カ国以上で導入され、WHOの推奨により94179ヶ国で定期接種になっています。
米国では1987年にワクチンが認可されて以来Hib感染症の罹患率は100分に1に減少、1990年には定期接種となり標準スケジュールで生後2・4・6ヶ月および12〜15ヶ月に接種され、イギリスでも1998年には5歳未満人口の10万人あたり0.6人にまで減少したと報告されています。
 

日本では
2006年       DF098注射剤が申請済みですが2年以上経過した今もなお承認はされていません。     
2007年1月26日  正式に承認されました (商品名:アクトヒブ)
2008年3月現在  承認され1年が経過しますが、発売が延期 いまだ接種することがかないません。
2008年11月    ヒブワクチン「アクトヒブ」が同年12月19日に発売開始することが発表されました。


肺炎球菌7価ワクチン
 
2006年当時日本で認可されていた肺炎球菌ワクチン(23価多糖体ワクチン)は非常に多くの抗原量が含まれており局所反応が強いため、反服接種がみとめられていませんでした。高齢者およびハイリスクグループ(脾摘患者、脾機能不全者、鎌状赤血球症、心・呼吸器系慢性疾患患者、免疫抑制をうけている方)の成人の方々を対象に接種が行われているにとどまっていましたが。実際は約5年程度の抗体しか期待できず反復接種を求める声も高まっています。
また乳幼児には抗体がつきにくいことから
米国では乳幼児の肺炎球菌感染症を予防するため、小児用肺炎球菌7価ワクチンが開発され、2000年に乳幼児および児童に認可され、現在は定期接種になっています。世界でも93カ国で承認使用され35カ国で定期接種化されています
日本では、
2006年    prevenarが治験(国内第2相試験)中
2007年秋〜 治験が終了し承認申請がされ審議中
2009年8月  厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会で承認
2010年1月  小児用肺炎球菌ワクチン(製品名プレベナー)発売


肺炎球菌Q&A

残念なことですが世界中でいまだにたくさんの子どもたちが肺炎球菌感染で亡くなっています。
日本もけっして例外ではありません。
この細菌の名前は小さなお子さんがいるご家庭なら何度となく耳にしたことがあるかと思います。
しかしこの肺炎球菌によってどんな病気が子どもたちを脅かすか、詳しくご存知でしょうか?


 Q どんな疾患を引き起こすの?

A.小児の感染症の原因としてはもっとも多いのが『肺炎球菌』です。
  
菌血症・細菌性髄膜炎・重症肺炎で現代の医療設備が整った先進国でもたくさんのお子さんが
  亡くなったり、重い後遺症を残しています。
  
その他その名のとおり肺炎急性中耳炎を引き起こす細菌です。
  また、2・3歳までの乳幼児は特に抗体を持っていないため、たやすく肺炎球菌性の感染を起こして
  しまいます。


 Q どんな菌?

A.肺炎球菌は表面に莢(きょう)膜という膜をもっていて人が持っている免疫に抵抗します。
  健康な人にはそう簡単には体内まで侵入しませんが、2・3才までの乳幼児は肺炎球菌に
  対する抗体を持っていないため容易に感染を引き起こしてしまいます。
  
小児の細菌感染症の原因としてもっとも多い菌です。
  菌そのものはヒブ(Hib)同様日常に人の鼻や喉の奥に存在するごくありふれた菌です。
  保育園などの集団生活を始めるお子さんの保菌(菌をもっている)率は入園前では50%未満
  ですが、入園後1〜2ヶ月で100%になっていたという報告もあり、どのお子さんにも重症感染症
  を引き起こしてしまう可能性がある菌です。
  


 Q ワクチンで防げるの?

A.現在日本で承認されている大人用の肺炎球菌ワクチン(23価多糖体ワクチン)では残念ながら
  乳幼児には効果があまりないことがわかっていて、乳幼児でも抗体をつくる工夫のされた
小児用
  肺炎球菌(
*7価結合型)ワクチン(PCV7)
が開発されました。
  米国では2000年に承認定期(無料)接種で使用開始されました、世界保健機構(WHO)も
  2007年にはワクチン導入を各国に推奨して、世界の93カ国で導入35カ国で定期(無料)接種化
  されました。

  さらに2009年には7価からさらに多くの型に対抗する13価ワクチンも米国では承認されました。
  2010年1月現在100カ国以上が承認、45カ国で定期接種化されています。

  

  *7価結合型とは・・・肺炎球菌にはたくさんの血清型があります、小児用肺炎球菌ワクチン(PCV7)は
               乳幼児が感染しやすい7種類の血清型が選択され開発されました。
               たくさんある型の肺炎球菌のおおよそ7割に有効だそうです


 Q ワクチンで防げぐメリットは?

A.肺炎球菌は乳幼児から成人までの広範囲の年齢の方に髄膜炎などをはじめとする多くの疾患を引き起こしてしまいます。
 直接接種を受けたお子さんを様々な肺炎球菌が引き起こす疾患から守るだけではなく、間接的効果と言って
 予防接種ができない新生児や妊婦さん、 高齢者のみなさんを守ることにもなります。
 メリットを考えるとヒブワクチン以上の効果が期待されています。


 Q ワクチンの安全性有効性は?

A.日本での治験でみられた副反応としては
  接種部の赤み、硬結、腫れ、痛み 発熱 と他のワクチンと同様
  
 Q ワクチンの接種対象年齢は?

A.接種対象  2ヶ月〜9歳以下

  
接種開始時期 接種回数
2〜6ヶ月 (推奨) 4回
7〜11ヶ月 3回
1歳 2回
2〜9歳 1回



ヒブ(Hib)の名称表現について

これまで

Hib
・インフルエンザ菌b型
・インフルエンザ
ヘモフィレスインフルエンザ菌 etc・・・


さまざまな名称で呼ばれていました
この細菌の名称はいずれも間違いではありませんが
同じ細菌であるにもかかわらず
時には別の菌であると誤解されたり・・・
インフルエンザと付いている部分ではでインフルエンザウイルスと混同されたり・・・
Hibも(エイチアイビー)と読ますとHIVと紛らわしかったり・・・
これまで私たちもどのように表現していけば良いのか戸惑ってきました。
【細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会】HPでは
2007年1月に承認されたワクチン名が『アクト・ヒブ』であることなどから
みなさまによりわかりやすい表現として
この細菌の一般的名称を
『ヒブ(Hib)』と表現を統一しようと呼びかけています。。

*******追記*********
◆インフルエンザと付くと紛らわしいその他の理由◆
ウイルスでは
インフルエンザウイルスもパラインフルエンザウイルス(1.2.3型)もあります
細菌であっても
インフルエンザ(桿)菌もパラインフルエンザ(桿)菌もあります
いまは桿菌とは通常表現しません 桿は省略します
またパラインフルエンザ菌は通常、病原性はなく、咽頭などに常在する菌です
(しかし、パラインフルエンザ菌が髄膜炎の起因菌になったとの報告も受けております)

2007.6.23
いのちの格差について

ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンが導入され希望すれば接種ができる状況になりつつありますが、
この現代日本の経済事情の中で『いのちの格差』が生まれることを懸念しています。
私たち【細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会】の考える『いのちの格差』とは・・

・経済的な事情から:高額となる接種費用・各家庭での経済的な事情等による格差
・環境的な事情から:周辺地域に接種できる医療機関の有無や地方自治体の助成の有無による格差
・情報不足の面から:疾患そのものワクチンで防げることなどの情報不足による格差

子どもたちは家庭の環境も社会も選択することはできません、守れるはずのいのちと未来が奪われる
そんな状況がなくなることはまだまだ時間を有しそうです。



一般社団法人 
細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会

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